ハースト婦人画報社、4月から販売業務を講談社に委託。

4月に刊行される出版物から、ハースト婦人画報社の書店販売業務は講談社に委託されます。
雑誌等に記載されている奥付での表記は『発行元：ハースト婦人画報社』『販売元：講談社』と2社の表記となります。（雑誌の編集や制作、広告セールス活動については、これまで通り発行元のハースト婦人画報社が担当）

皮切りとなるのは、4月6日発売の「ELLE a table（エル・ア・ターブル）」。
今後は講談社の販売する女性月刊誌は、「ViVi」「with」「VoCE」「FRaU」の4誌から「婦人画報」「ELLE JAPON」「25ans」「Harper’s BAZAAR」を加えた8誌、男性ファッション誌「MEN’S CLUB」を加えると9誌の月刊誌が販売されます。
更に「ELLE girl」等の隔月刊誌、「美しいキモノ」等の季刊誌、ムックも販売することとなり、10代からシニア世代まで、幅広い年代の読者を持つ女性誌のラインナップが揃うことになります。対抗誌として競合する雑誌がなかったことも大きなメリットのひとつ。
今後はまずは合同キャンペーンなどを積極的に展開予定とのことですので、書店での楽しい展開が期待できそうです。
「ELLE JAPON」「Harper’s BAZAAR」等の海外提携によるインターナショナル誌や「25ans」等のラグジュアリー誌によりグローバルなハイファッションやライフスタイルを提案する反面、キモノ文化や今年創刊110周年を迎える「婦人画報」等の和の文化を継承してきた老舗出版社を引き継いできたハースト婦人画報社と出版業界のリーダーとして業界を常に牽引してきた講談社、この2社の新たな取り組みは注目です！