今シーズンヘアケアでは、アスタリフト、ヘア レシピ、リクイール、ラックス ルミニーク、キールズのダメージケアライン、ジョンマスターオーガニックのカラーケアライン…と、数多くの新ブランドやニューラインが相次ぎデビュー。さらに既存ブランドからも育毛、速乾等の進化アイテムも加わり、ヘアケアにも新たな展開が見え隠れする…。そんな今期、「MAQUIA」<ヘアケア戦国時代 最速ニュース&徹底比較ラボ>、「VoCE」<大人のためのHAIR CARE新聞>、「CREA」<HAIR 悩みが変わった! ケアも変わった! 今こそ始める本気の髪トレ>等、確認したかった情報が詰まった最新のヘアケア情報の大きな特集が目立ち、まさにタイムリーでした。
「CREA」のヘアケア年表にも記されているように、清潔にすることが使命だった時代からダメージケア、頭皮ケアへと移り、次世代ヘアケアと言われていたエイジングケアこそが現在の注目課題。
顔の皮膚と頭皮が繋がっていることからもスキンケア同様のケアが注目され、エイジングケアの年代が下がり、特にスカルプエッセンスに関しては、30代の女性に向けて開発されたものが続々デビュー。選ぶ楽しみも増えています。
最新ヘアケア情報でも、髪悩みに対応したお薦めがわかりやすい「CREA」や効果比較を意識した「MAQUIA」等はアイテムごとの差別化がわかりやすく、逆にお気に入りブランドの進化を知りたい時には「VoCE」が便利。夏ダメージケアなら「anan」、オイル情報ならば「sweet」「InRed」「FRaU」、若さを意識した特集ならば年代別に「FRaU」「STORY」「美ST」「ゆうゆう」「婦人公論」、秋からの髪型チェックには「CanCam」「Oggi」、基本を学ぶ特集は「steady.」「S Cawaii!」、読者視点の「bea’s up」等、ヘアケア特集の切り口やテーマの幅は広がり、知りたい内容により特集を選ぶ楽しみも増えてきています。
ここでは、ヘアケア関連に絞り込んだヘアケアランキングをご紹介します。
<COSME at MAGヘアケアランキング 2014年11月号>の調査媒体は…2014年9月1日から30日までに発売された調査媒体79誌延べ97冊。詳しい調査媒体はこちらを参照してください。
1位にランクインしてきたのは、9月21日にベネフィークから発売となった薬用育毛美容液「スカルプエッセンス」(医薬部外品)。
先にスキンケアで提案していた肌温度に着目した“℃美容”を頭皮にも応用、髪ギワ3cmの℃美容を掲げリニューアル、30代からのエイジングケアを提案しています。
地肌の炎症を解消し血行不良を改善する頭皮循環美容成分を新配合。さらに発毛促進、髪の細り、抜け毛、白髪を予防・改善するアデノシン、パナックスジンセンエキス、レイシエキス、頭皮を爽快に清浄に整えるローズマリーエキス等も配合し、髪にハリ・コシを与え、根元からふんわりとしたボリュームのある美髪に導きます。しっかり実感させる効果とピンクの可愛いボトルのギャップは新鮮。掲載ページの中でも目を惹きます。
今期は「CLASSY.」<CLASSY. SELECTION>で大きく紹介されている他、「MAQUIA」「VoCE」「CREA」の今期3大ヘアケア速報、「ゆうゆう」<髪型を変えて、もっと若々しく! ボリュームアップ・ヘアカタログ>に掲載され、「オトナミューズ」<美女とブランド REAL MODE>では蛯原友里さんのお気に入りとして紹介されています。
ベネフィークのサイトへはこちらから。
「ヘアチョーク」
ファッションやその日の気分に合わせて気軽にヘアカラーを楽しめると話題の「ヘアチョーク」が2位に急上昇ランクイン。海外セレブにも話題の手軽なカラーアレンジとして注目され、様々なタイプのものがありましたが扱い方への不安がぬぐいきれないのが実状でした。今期ランクインしてきたのはロレアルから発売された色落ちを気にすることなく自然な仕上がりでビビットな発色を楽しめるリキッドタイプ。付属のアプリケーターを使用し、ドライヤーでしっかり乾かした後、くしでコーミングするだけの簡単手順でカラーアレンジが楽しめ、シャンプーで落とすことが可能な全8色。
今期はダメージで褪色しがちな毛先への使用を提案する「anan」<夏のお疲れ髪大救出劇!>と「エル・ガール」<うわさのパープルメイク最前線>での毛先をパープルにランダムにカラーリングするトレンドメイクでの両極端な使用方法での紹介。どちらで楽しみますか?
ロレアル プロフェッショナルのサイトへはこちらから。
「シャンプー」
3位にランクインしてきたイイスタンダードは2007年9月デビューの美しい髪を育むトータルケアブランド。
イイスタンダード(E STANDARD)のEは、開発の礎としているExcel(優れている)Extra(極上の)Epochal(画期的な)の3ワードを意味し、それぞれのパッケージに刻まれている「良」の刻印には、髪、肌、そして自然環境すべてに良いヘアケアシリーズでありたいという思いを表明しています。
ヘアケアもスキンケアという発想のもと、再生力のない髪に必要なものを届け、美しい髪を育むために下記の5つにこだわった5アイテム(シャンプー・ヘアセラム・トリートメント2種・ヘアオイル)を提案しています。
①トータルケア②主成分となる水にこだわり100%日田天領水使用③ダメージケアとエイジングケアを同時に叶える5種類の基本美容成分と8種類のスペシャル美容成分に着目、全成分の95%以上を美容成分で独自設計
④頭皮環境を整える9種類の植物エキスと、心地よさと癒し効果を高める3種のエッセンシャルオイル配合
⑤洗浄成分にも優しく安心なヤシ油系・アミノ酸系をベースに8種類の洗浄成分をブレンド。
3位にランクインしている「シャンプー」。9種の植物エキスと3種の精油配合で95%以上が美容成分、ヤシ油系やアミノ酸系などの天然由来の穏やかな洗浄成分を採用。主成分の水は100%日田天領水。ヘア悩みのダメージケアとエイジングケアを同時に叶えます。「VOGUE JAPAN」のヴォーグビューティアワードには前年に続き今年もノミネートされ、ハワイ・ワイキキのトランプタワー・ホテル レジデンス等のルームアメニティにも使用されています。
今期は「美ST」<美髪ケアだってコーディネートする時代>では、ヘアケアも予定やコンディションに合わせて使い分けすることを提案。別冊「セレSTORY」との連動により買い求めやすくなっている他、「美的」<美的クラブの日々美容日記>や「25ans」<エディターズ・プライベート・レシピ>では読者や編集者のお気に入りアイテムとして紹介されています。
イイスタンダードのサイトへはこちらから。
4位には、ふわっとしながらも動きのある自然な仕上がりを提案するメイクアップラインのひとつとして3月に発売となったリーゼのスプレー「ふんわりボリュームつくれるスプレー」がランクイン。ネーミングのように、トップや後頭部に自然な空気感をもたらすことで、ボリューム感をアップ。
今期は「mini」<可愛い子はストレートヘアらしい!!>、「CanCam」<秋になったら〝重・軽・艶〟ストレート>、「Oggi」<大人ゆるっと ニュアンスヘアのつくり方>やモデル使用等で掲載。注目の内側に空気感を入れたふわゆるのストレートヘア等、今年らしい上品な大人っぽさを底上げするスタイリングが簡単にできます。
リーゼのサイトへはこちらから。
9月にP&Gが日本女性のために初開発し7年ぶりに誕生したヘア レシピがランクイン。料理にインスピレーションを得て、栄養士×ヘアエキスパートによる共同開発コンセプト“髪に、ごちそう。”という全く新しい発想を掲げたヘア レシピは、原材料選び、メニューバランス、素材の活かし方でも料理をするように吟味。日本女性の髪にベストな処方と楽しく選べるレシピが特徴です。
ヘアケアの仕上げには、自然の恵みと先端技術を融合したニュートリブレンド テクノロジーをすべてのメニューに忍ばせ、すっきりした軽やかな仕上がりと毛先まで潤うなめらかな質感を両立、美味しい香りと共に自然なツヤ髪に導きます。
5位に登場しているのは、潤いをもたらすハニー アプリコット エンリッチ モイスチャー レシピで前菜的存在のノンシリコンシャンプー。濃密な泡立ちで髪と地肌をいたわりながら洗い、潤い成分を取り込みやすい状態にします。
今期は「女性自身」<ミセスのための“愛テム”ファイル>で大きく紹介されている他、「non-no」「S Cawaii!」の情報ページや新発売の話題のシャンプーを解説した「anan」、「美的」「VoCE」のコスメカレンダー等で掲載に。
ヘア レシピのサイトへはこちらから。
「ニュアンスアレンジ トリートメント N」
スティーブンノルは、マディソン・アベニューのサロンとトップ・ヘアスタイリストの両分野で活躍するニューヨーク在住のスティーブン・ノル氏とコーセーとの共同開発ブランド。2003年のデビュー後、2012年5月には新たにヘアサロン専用のスティーブンノル プロフェッショナルをスタート。今年8月には40代以上の女性の髪と頭皮のための新シリーズ スティーブンノル バイタルプレミアムも発売され、ますますの活躍が期待されるブランドです。
今期6位にランキングされているのは、トリートメントしながらニュアンスアレンジ&リメイクを可能にするトリートメント美容液。うるおいキープ補修成分、毛髪補修コート成分に加え、保湿力に優れたハイドロラスティングヒアルロン酸を配合。しっかり潤いケアとリメイクが可能な1本2役が人気、巻き髪用の「くるんとカール」、ふんわりヘア用の「ゆるふわカール」、ストレートをまとまらせる用の「するんとストレート」の3種で発売。
20代を中心にストレートヘアに注目が集まっている今期、「CanCam」<秋になったら〝重・軽・艶〟ストレート>での「CanCam」イチオシヘア毛先ワンカールのストレートヘアで、「するんとストレート」が大きく紹介されています。
スティーブンノルのサイトへはこちらから。
「ハードスプレー」
プロフェッショナルのためのヘアスタイリングブランド ステージワークス(STAGE WORKS)が、世界で活躍するヘアアーティストの現場から生まれた優れた機能性とスタイリッシュなパッケージで登場したのは、2012年6月。ネガティブに髪へ影響をもたらすアジアの高温多湿で冬は乾燥する気候に対応すべく、外界湿度と髪内部の水分量のバランスを調整する調湿成分を全商品に配合するという画期的な試みを行ったことでも注目されました。
今期6位にランキングしてきた「ハードスプレー」はデビューラインナップの1アイテム。仕上げのフィニッシュヘアスタイリングのためのハードなセット力でヘアスタイルをキープ。もちろん調湿成分も配合。
今期は「CanCam」<秋になったら〝重・軽・艶〟ストレート>の「CanCam」イチオシヘア毛先ワンカールのストレートヘアで、表面にランダムに束感をつけるためにモデル使用されています。
今年8月には新たにニュートラル・マット・シャインの3つの質感を自在に楽しむことのできる新スタイリング剤「トゥルーエフェクター」もデビュー。ニュートラル・マット・シャインの3つの質感に最も適した新テクノロジーをそれぞれに搭載。さらにトリートメント成分SH-repair complexを配合することで使うたびに髪のダメージを補修し、スタイリングしやすい髪へと導き、ステージワークス共通の調湿成分も進化・配合されています。
今期は「VOGUE JAPAN」<What Is Japanese Beauty?>ではニュートラルが毛先の遊びで今年らしさを呼び込むアイテムとして紹介される他、「CanCam」「ar」等で掲載に。今後に期待!!
ステージワークスのサイトへはこちらから。
「モロッカンオイル トリートメント」
アルガンオイル主成分のヘアプロダクト先駆者であるモロッカンオイル社の代表的アイテムが8位にランクイン。共同創設者であるカルメン・タル氏がイスラエル旅行中に驚くべくオイルによるトリートメントを受けたことがきっかけ。2006年に発売したモロッカンオイル トリートメントが爆発的な人気に。オイルとヘアケアを結びつけ、更にシャンプー、コンディショナー、マスクなどのヘアケア製品を開発、数年前からニューヨーク、パリ、ミラノ、ロンドンのコレクションバックステージでも使用され、ファッションエディターの口コミやバックステージ紹介や海外セレブのお気に入りとしてのビジュアル的広がりからアルガンオイル配合のヘアプロダクトの代名詞的存在に。デビューからわずか8年で日本を含め世界60カ国で展開するまでに発展しています。
今期ランクインしているのも始まりの「モロッカンオイル トリートメント」。アルガンオイルやビタミン配合。瞬時に浸透し、さらっとした軽い使い心地やあらゆる髪質のニーズに応える高いパフォーマンスが評価され、親しまれています。
「FRaU」綴じ込み別冊付録<松本千登世・監修 OIL BEAUTY PERFECT BOOK>、「sweet」<ヘアケアもオイル美容が当たり前の時代が到来! オイルで洗う、ケアする>、「InRed」<オイル美容の『わからない!』を解決>等、今期も大きくくまれたオイル特集を中心に「MAQUIA」「STORY」「bea’s up」等のヘアケア特集等で掲載に。「MAQUIA」BOOK in BOOK<神崎恵になれちゃうBOOK>での“神崎ヘアをキメるMUST ITEM”や「sweet」での高橋里帆さん等、愛用者からの紹介も目立ちます。
モロッカンオイル®のサイトへはこちらから。
20~30代の日本女性がヘアケアに求める機能+αの開発に、
料理からインスピレーションを得たヘア レシピの、潤いをもたらすハニー アプリコットコースのメインの「トリートメント」がランクイン。
軽い仕上がりなのになめらかな手触りを実現したトリプルブレンド テクノロジーを搭載。芯から潤ったツヤのある髪へと導きます。
今期は5位のシャンプー同様、「女性自身」<ミセスのための“愛テム”ファイル>や「non-no」「S Cawaii!」の情報ページ等で掲載に。
ハニー アプリコット エンリッチ モイスチャー レシピでのデザートには、洗い流すトリートメントの「ヘアフード マスク」。ごちそうケアの満足度をあげるべく、ダメージ部分に潤い成分をぐぐっと浸透させます。「トリートメント」ではバームだった植物油と菜種油由来のコンディショニングをブースター処方で配合、潤いたっぷりのツヤのあるまとまりやすい髪に導き、とびきりしっとりの髪あがりに。
デビューラインナップでのもうひとつのシリーズは、髪を根元からふんわりと立ち上げるボリュームシリーズのキウイ エンパワー ボリューム レシピ。このシリーズでは「シャンプー」、「トリートメント」に加え、デザートとしてスペシャルケアの「スカルプ フィード エッセンス」をラインナップ。ビタミンB3(ナイアシンアミド)やカフェインを配合したコンディショニング成分により、髪に自然なハリ・弾力・ボリュームをアップすることができ、地肌にスプレーしマッサージするようになじませることで保湿と血行促進効果も期待できます。
週に1~2回シャンプー代わりの使用を提案するディープクレンジングのミントブレンド クレンジング レシピでは、髪と地肌の汚れをすっきり洗浄する「クレンジングシャンプー」もラインナップ。粘度を生み、水分に触れると髪と地肌を優しく深く洗うフレッシュバブル成分とクリーミーバブル成分の配合により作り出される心地よい弾力のある泡がしっかり汚れを絡みとります。いちごから始まる甘酸っぱく心地よい香りと共にリフレッシュされる、スぺシャルクレンジングアイテムです。
ヘアレシピのサイトへはこちらから。
10位にランクインしてきたのは、8月にリニューアルしたパンテーンのエクストラダメージケアシリーズの新コンディショナー。髪の状態に合わせて、ピンポイントでダメージ補修を可能にする新開発のピンポインティングダメージ補修テクノロジーを搭載。髪の状態により異なるダメージ量を補修&保護成分が感知、その状態に合わせてピンポイントに補修&保護します。更にキューティクルが壊れているところにはより高い密度で補修成分が働きかけ的確にフォローし、洗うたびに毛先までのダメージケアを実感することができます。「with」「CanCam」等では、新しい綾瀬はるかさんの広告も登場。新鮮さが伝わってきます。
同時期にシルキースムースケアのコンディショナーもリニューアル。新開発のピンポインティングダメージ補修テクノロジーは同様に搭載、更に進化した水分コントロール成分をプラス。洗う度、どんな天気でも一日中なめらかにまとまる髪に導いてくれます。
今期は、「anan」<BEAUTY NEWS>で両コンディショナーのリニューアルが大きく紹介に。
またイメージキャラクターに富岡佳子さんを迎え9月1日に誕生した新シリーズ、大人のエクストラボリューム シリーズの広告も「Marisol」「クロワッサン」「GLOW」等で目を惹きました。
パンテーンならではのダメージケアのエイジング対策は、下記の3ポイント。
①弱った髪の芯に潤いを届かせハリとコシを取り戻すために…浸透性保湿成分プロビタミンB5配合を処方、②保護成分が多すぎるとペタッとしてしまう細くなった髪に…より少ない保護成分でプロテインの流出を防ぐために2種類のトリートメント成分を配合、③キューティクルのサポート力が低下しがちな髪に…高いダメージ補修効果とトリートメント効果で髪表面のキューティクルを整えツヤを与え、ダメージケアシリーズと同等のなめらかさを実現。ダメージをしっかり補修しながらふんわりとなめらかな手触りの髪を叶えます。
デビューの今期は、「婦人公論」「VoCE」「MAQUIA」で紹介に。
パンテーン「エクストラダメージケア コンディショナー」のサイトへはこちらから。
パンテーン「シルキースムースケア コンディショナー」のサイトへはこちらから。
パンテーン「エクストラボリューム シリーズ」のサイトへはこちらから。