これまでもアルベール・エルバスやプロエンザ・スクーラー、ジェイソン・ウー、オリンピア・ル・タン等のファッション界のデザイナーや現代美術の草間彌生等のアート界のアーティストと数多くのコラボレーションを行ってきたランコム。
ブランド創設80周年という節目の年に、ランコムのためにメイクアップコレクションをデザインすることになったのは、ヴェルサス ヴェルサーチの新クリエイティブ ディレクターに就任したばかりのアンソニー・バカレロ。2015年秋冬からヴェルサス ヴェルサーチのアクセサリーを含むウィメンズとメンズの両ラインを担当する期待のデザイナー。ヴェルサス ヴェルサーチの就任は、コラボレーションデザイナーとしてニューヨークで発表したヴェルサス ヴェルサーチのカプセルコレクションが発表直後に完売し話題となったことからの発展。アシンメトリーなカッティングを得意とし、服を再構築したかのような作りとアートのようなデザインが特徴で、パリコレで自身のコレクションも発表中。
パリコレ初日に行われたアンソニー・バカレロの2015-16秋冬コレクションでは、ランコムのメイクアイテムを使用。バックステージを指揮したのは、メイクアップ・アーティストのトム・ペシュー。美しい肌に、今シーズンはアクセサリーとして小さな星形の“タトゥー”を「アートライナー」#マリンで顔の片面だけに描き、コレクションのアシンメトリーなスタイルに合わせています。
バカレロは今回の「アンソニー・バカレロ for ランコム」でのコラボについて、「ランコム ウーマンのフェミニニティとカリスマ性にインスパイアされました。ランコム ウーマンには、けっしてメッキではない、いきいきとした特別なエレガンスがあります。私にとってランコムは、決して節度を失うことのない美というきわめてフランス的な理念を体現するブランドです。」とコメントしています。
自由で妥協のない美を追求するバカレロが、ランコムのために、どんなコレクションをデザインしてくれるのか、楽しみです。
アンソニー・バカレロに、強く現代的なフェミニティーのビジョンを明確に表現する天賦の才を認め、「きわめて独自な世界観を持つ彼のようなクリエイターに、選び抜いたアイコン的製品のデザインを任せることによって、過去の遺産とイノベーションを絶えず組み合わせ続けるブランドであるランコムは大いに活性化され、いっそう豊かになれるのです」とランコム インターナショナルのフランソワーズ・レーマン社長が語られているように、今回のたぐいまれなプロジェクトは、80周年を迎えたランコムがイノベーションを受け入れ絶えずコラボレーションを行ってきたという長年の伝統によるもの。
ランコムの存在を改めて感じさせられるコラボレーションとしても注目です。
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==2015.4.9==